アニメ夜話・第163回「憑物語」

2015.03.29 Sunday

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    自分の個人的な感想なのですが(基本的にこのコーナーは全てですけど)、
    『物語シリーズ』中で、もっとも面白くない作品だったと感じます。
    実は、かなり多く居る登場キャラの中では、今回中心として出てきた、斧乃木余接という人形、
    彼女がとてもお気に入りではあります。
    人形故に表情が無く、喋り方もロボットのような抑揚の無い喋り、とにかく感情と呼べる物があるのか、
    それも解らないような存在が逆にいい感じで、作品中で存在を誇示しています。
    CVが早見沙織で、抑揚の無い喋りというと、「そらのおとしもの」のイカロスと被るイメージがあり、
    その辺を切り分ける演技で苦労したのかも?という余計な想像をしてしまう。

    今回の作品は、エピソードとしてあまり面白くなく、メリハリにも欠けると感じます。
    別に暦が完全に吸血鬼になって、忍と共に永遠に生きて行くみたいな選択も、まぁ有りなのかな?
    などと考えたりもしますし。
    突然登場して、今回だけで退場した子安キャラも何だか解らない存在だし、折り紙折って終わりじゃぁねぇ〜。
    原作は読んでいないので、今回初めて知ったのは、影縫が地表に降り立てないという設定。
    何かの呪いらしいですが、随分と難儀な事で。

    これでアニメ化されていない部分がかなり減ったと思うのですが、とにかくも最初のエピソードである
    「傷物語」の劇場版がどうなっちゃってるのか、その辺が気になります。
    それと最終エピソード(?)「終物語」はアニメ化するのかな。
    自分にはこれ以降原作が存在している作品のアニメ化というのは、少なくても聞いた事が無いですが。
    「傷物語」の進捗を回復して欲しいですが、未アニメ化作品のアニメ化もして欲しいですね。
    物語シリーズのアニメ化が完全で無いままに、まさか「掟上今日子の備忘録」なんかをアニメ化!
    なんて話は無いと思うが。