アニメ夜話・第132回「ウィッチクラフトワークス」

2014.03.24 Monday

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    このコーナーで、こんなに速攻な取り扱いがかつて有っただろうか。
    関東地方では(ウチでは)東京MXで見ていたので、最終回は3月23日で昨日でした。

    この作品も「進撃の巨人」と同じく、原作コミックスをアニメ放映前に読みました。
    ただし単行本の1巻のみで、しかも読んだのが放映開始半年以上前です。
    単行本の1巻目は、アニメでは第1話で殆ど語られるため、2巻目以降を読んでいないので有れば、
    実質的には原作未読に等しいです。
    ちなみに第1巻では、波瀾万丈の学園コミックが始まるような雰囲気なのですが、実際はもっと
    ハードな内容が展開し、それはアニメを見て初めて知りました。

    ストーリー展開や演出、映像の美しさなどは平均点以上で、面白い作品だったと言えます。
    注目は出演声優陣で、瀬戸麻沙美が主役張るのが久し振りなような気がします。
    「輪廻のラグランジュ」でランは天然ぼけキャラでよかったです。
    今回の綾火もかなり天然で、無機質で低いトーンの声がぴったりはまってました。
    将来かなり有望なのは井澤詩織で、KMM団の`耳の人’こと倉石たんぽぽ役でした。
    いい声してますねこの人、いかにもアニメの声優向きといった声で、将来かなり有望。
    地元埼玉出身ですね、「ガールズ&パンツァー」のソド子役で知りました。
    クロノワール役で釘宮理恵を当てましたが、本領発揮前に終わっちゃった感があり残念。
    バスの中で挨拶代わりに襲うシーンで返り討ちに遭い、「息災でのぉ」などとババ臭い台詞言って
    退場しましたが、クロノワールというキャラ的にも釘宮の役者的にも合ってないような気がします。
    このクロノワールというキャラ、かなり強力な魔女だと思うんですが、最終回でちょっと本気モード
    を見せただけでもったいないですよ。

    散々楽しませてくれた本作ですが、核心部分が何も明かされないまま最終回となりました。
    気になるのは、深影先生によって消された多華宮君の記憶とはどんなものだったのか?
    最終回とその1話前で明かされそうになりましたが、結局はっきりとはしませんでした。
    また白姫(?)ことエヴァーミリオンの存在についても、謎ばかりで説明無し。
    ウィークエンドはどうなっちゃったのか、クロノワールに食べられちゃったのか?
    メデューサはその後どうしたのか、第2期あるのかな?それともODAのためにタネを残したのか。
    まぁ2014年最初の作品としては良かったのではないかな。