アニメ夜話・第289回「メイドイン・アビス」
2017.11.04 Saturday
コレは最高に面白いですね、今年はアニメの豊作かな。
見ていく内に、何となくワクワクさせる感覚が有り、最近の作品ではそういうのがあまり無いですから。
自分の場合はいつも通り、撮り溜めてからの一期見なので、次週が待ちきれないということも無く、
全話をほぼ通しで鑑賞しました。
BGMやOP・EDもよく、総合的にいいですね。
話の内容はもの凄くハードなので、可愛らしくデザインされたキャラクターも良かったかも。
人間以外の生物のデザインも秀逸で、タマちゃん良かったですよね。
動きを予見して、且つ非常に素早い動きをする。おまけに毒針付きという、
これ以上無いという強敵でしたが・・・。
うほ!主人公が死にそう、タマちゃんの毒に合い、その上アビスの呪いにも合うとは。
こういう所の描写がハードで、毒で腫れた腕の描写も痛々しかった。
この辺からいよいよお待ちかねのナナチが登場ですが、原作通りとはいえ、
ナナチの登場がちょっと遅いのでは?とも感じます。
OPだかEDだかで最初から登場してますからね。
ナナチの可愛さは登場からずっと評判ですが、確かに超可愛いです。
CV井澤詩織ですが、この人、声がとてもアニメ向きで、他に似た声の役者おらず、
今後も色々な演技を聴かせてくれるでしょう。
ちなみに他には、『ガルパン』でソド子、『ウィッチクラフトワークス』のタンポポ役が
強く印象に残っています。
同じ事務所で同業者として個人的に仲の良い喜多村英梨が、本作ではミーティー役で、
ナナチとミーティーは中の人同士も仲が良いという状況が、演出的にも功を奏したかな。
実際『成れ果て』状態のミーティーの演技は凄くて、喜多村英梨のプロ声優の演技を堪能できます。
謎だらけの存在であるレグも良いですね、口癖の「度し難い」もいいです。
このシーンで食す、奈落シチューというのが驚異的に不味く、ナナチに替わって自分が作った料理が
これまたそれを上回る不味さで、この時発する「度し難い」は笑わせてくれる。
今回原作の途中までしかアニメ化されておらず、当然第2期も期待したいのですが、
これだけ話題になれば高確率で期待できるかな?
アビスというのが1万メートル以上の深さのある大きな縦穴で、この謎が何も語られておらず、
主人公リコの母親ライザがどうなっているのか(生死も不明)とか、記憶喪失のレグの目的とは?
とか、その辺を知りたいです。
ちなみに原作でもまだその辺まで明確になっていないらしく、要するに原作もまだ掲載中なのですね。
第2期があっても、かなり先かも。
非常にお薦めのアニメです(特に大人向け)、ぜひご覧あれ。
http://miabyss.com/