アニメ夜話・第255回「バーナード嬢曰く」
2017.01.24 Tuesday
なかなかテンポの良いショートアニメでした。
読書好きで無ければ理解できない“何か”が、よく表現できていたと思います。
自分もこの作品の登場人物ほどではないにせよ、読書好きなので解る感覚を覚えます。
主役のさわ子としおりは、最初から最後まで怒鳴りあう犬猿の仲で、
やかましいだけかと思いきや、終盤に向かって理解し合う仲に発展するという、
予想外の展開になり、作品を面白くしていると感じます。
後半の何話かで、SF作品について語る回があったのですが、
この回は自分にも共感できる部分があって面白かったですね。
ハインラインのSF作品について語られる部分があり、『夏への扉』という名作があります。
これはかなり昔に自分も読み、非常に印象に残る名作だと感じていますが、
ハインラインを語るなら、『異星の客』『月は無慈悲な夜の女王』も読んでなければ、
語る資格無いとか、そんなもんなのか?などと見入ってしまいました。
残念ながら自分は、この2作品はまだ未読です(なハズです)。
それより『輪廻の蛇』『人形つかい』が面白かったと記憶していますが、
あと『悪徳なんかこわくない』なんかも興味深い。
たまたま自分が好きでハマったSF作家の話などが出たので、
どうしても引込まれます。
それとハヤカワのSF文庫本の背中かが青いので、青背と呼ばれているなんて知りませんでした。
学生時代は本を読まないと人生がつまらなくなると、この歳になると実感しますな〜。
http://www.dreamcreation.co.jp/bernard/index.html